ツーリストインフォメーション
行き方: 中央駅からバスD約8分。
オルトラルノに今も残る五つの城門のうちの一つ、サン・フレディアーノ門Porta S. Frediano。クギで補強された古い大きな扉が、通る者を威圧するようだ。
歴史
城門の建設は1332年と1334年との間、ピサーナ通りvia Pisanaの建設に伴って行われた。プロジェクトはアンドレア・ピサーノによる。サン・フレディアーノ門は1284年から1333年までの間に築かれた城壁の半周部分の中にあり、アルノ川の南側に位置する他の城門もそれに含まれる。元来、城門は非常に高かったが、16世紀に当時の新兵器大砲の標的になることを避けるため、低くなおされた。
写真の上をクリックすると、拡大します.
フィレンツェのイタリア首都遷都(1865年から1870年)にともない、都市改造の一環である幹線道路建設でほぼ完全に破壊された城壁だが、門の北側にはいまだにその一部が残っている。
見どころ
町の内側に面した部分のアーチ形のてっぺんには、石でつくられたフィレンツェの紋章が目を引く。当時のままの木製で大きな扉、町の外に面した側には鉄製の馬をつなぐ大きな輪、そして同じく鉄製のたいまつを支えるものなどは、どれも興味深い。