馬車博物館

 

ツーリストインフォメーション
アクセス: ピッティ宮殿内。ヴェッキオ橋から徒歩5分。
開館時間: 現在修復工事のため、閉館中。
入場料: -.

ピッティ宮殿の美術・博物館群の中には、右側のロンドと呼ばれる比翼に位置するこの馬車博物館Museo delle Carrozzeのような、小さいけれども興味深い博物館がある。

歴史 - 見どころ

 歴史


当博物館にはロレーナ、サヴォイア両家が使用した馬車が保存されている。当時うまやは左のロンドにあり、右側には駐屯所が置かれていた。
1988年に博物館は修復され、その後展示されているいくつかの馬車も修復された。現在、外壁の修復のため閉館となっている。

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 見どころ


博物館は、7つの馬車と3つの輿を所蔵し、またいろいろな馬具も保存されている。それぞれ17〜19世紀に作られたもので、豪華な材料と細工の見事さが特徴である。
その中にはロレーナ家のフェルディナンド2世時代に一族が所有していた3台の馬車で、木製の浮き彫り細工に金箔がかけられたもの、18世紀の終わりに、ナポリ王フェルディナンドのために造られた、金メッキに彫刻が施された銀板でおおわれた馬車が1台。この馬車は、1865年、サヴォイア家のヴィットリオ・エマヌエレ2世の娘で、ポルトガルの女王だったマリア・ピアのためにも使用される。もう一つ特筆すべき馬車は、1816年に造られた四輪、箱型のベルリン馬車と呼ばれるもので、ロレーナ家のフェルディナンド3世が所有し、ふんだんに施された金の装飾から“金の馬車”とも呼ばれた。1922年に総修復される。

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