ツーリストインフォメーション
アクセス: ミケランジェロ広場Piazzale Michelangeloまたはヴェッキオ橋Ponte Vecchioからそれぞれ徒歩約10分。または、ボーボリ庭園Giardino di Boboliから直接入ることも可。
開館時間: 展示会等イベントに合わせて公開。
入場料: 行われるイベントにより、無料から有料まで様々。
開館時間: 展示会等イベントに合わせて公開。
入場料: 行われるイベントにより、無料から有料まで様々。
ボーボリ庭園後ろの丘の上にあるベルヴェデーレ要塞Forte di Belvedereは、その名が示す通り(ベルヴェデーレは、展望台という意)、フィレンツェで最も美しいテラスと言われる。
歴史
14世紀に築かれた6番目の周状の城壁には、サン・ジョルジョ門Porta San Giorgio隣に一つの突出部があり、その上に1590年から1595年にかけてサンタ・マリア要塞Fortezza di Santa Mariaが建設された。この要塞は町を見渡す素晴しいパノラマからむしろベルヴェデーレ(美しい眺めの意)要塞Forte di Belvedereの名前で知られるようになった。
当要塞は大公フェルディナンド一世の希望によるものだった—外敵からフィレンツェを守ることはもちろん、それ以上に市内を監視し、非常時にはメディチ家一家がピッティ宮殿Palazzo Pittiからボーボリ庭園を通って要塞にたどり着けるという意図からである。
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プロジェクトはベルナルド・ブオンタレンティが担当(表向きは大公の弟、ジョヴァンニ・ディ・メディチが建設を指揮)、多角形の城壁とその中心の小さな建物が特徴である。
ベルヴェデーレ要塞は1951年まで軍隊の所有だったが、その後フィレンツェ市に引き渡された。
見どころ
当要塞はルネッサンス期における軍事施設の典型的な建物である。守備目的という機能を外見からも十分にうかがわせ(例:凹凸がある城壁)、さらにメディチ家の権力を誇示する目的から、フィレンツェ南側の丘の上に中心の建物がいちはやく目をひくように設計されていた。
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